胆石症

胆石症

鍼灸の体性内臓反射により痛みを除去し、発症のリスクを抑えます。

胆石症とは?

胆石疝痛(せんつう)発作といわれる激しい右上腹部痛と伴に、症状は(腹痛)(発熱)(黄疸)で、これらを胆石の三主徴)と呼んでいます。(胆道)にみられる石灰結石を(胆石)と称し、この胆石が胆道から繋がる(十二指腸開口部)という場所に悪影響を与えると症状が現れます。特に(発熱)や(黄疸)が出た場合は、胆石が十二指腸開口部を塞いでしまっている可能性が高く、緊急な対応が必要です。しかし日本では現在1,000万人近くが胆石を保有していると推定されていますが、その内過半数が(無症状胆石)といわれ、一度も胆石症状を示さない人たちが殆どなのです。

発生の機序として

肝、胆機能障害等によるヘモグロビンの異常分解やコレステロールが過飽和になると胆石が発生しやすくなるようで、日本人の胆石の頻度は従来(ビリルビン系石)が多かったのですが,近年では(コレステロール系石)が増加したようです。医療の進歩により、超音波破砕術による通院治療や内視鏡手術による入院期間の短縮で、以前ほど大きな病気ではなくなりつつもありますが、事前に繰り返し検査が必要であったり、副作用を伴う投薬も行われる為、まだまだリスクはあるようです。

東洋医学では

東洋医学では、胆と肝はペアで「怒り」をためこむ臓と言われております。あまりの怒り、そしてガマンに、エネルギーが固まって石を作ってしまうと考えられているのが東洋医学での胆石症です。
鍼灸治療では、肝臓と胆のうの働きを整える事で、ストレスを解放し、人体機能を高める事を目的に治療します。調子が良くなっていく事で、自分でストレスを開放しやすくなり、結果、ストレスに対して抵抗力がついていきます。

実際の鍼灸治療

専門的な説明になりますが、東洋医学での(肝、胆)の症状が強くなってくると(脾、胃)が反比例して弱まりやすくなり、証(東洋医学での診断or治療方針)では脾虚肝実証というものになりやすくなります。脾虚肝実証というのは、東洋医学で言う(脾、胃)の臓器反応が虚し(弱まる、だるい、気持ち悪いなど)、(肝、胆)の臓器反応が実する(強くなる、熱が上がる、イライラするなど)事を指し、気、血の流れが上部に滞っている状態を表しております。
治療としては上記の経絡、経穴を、主に背中(おもに右側)や腹部の反射部位(経穴=ツボ)に鍼灸で、気、血の流れを調整していく事になります。

胆のアプローチ~(経穴=ツボ)の一例

  • 胆兪(たんゆ)兪穴:背部で、第10、11胸椎棘突起間の外側、約1横指半
  • 陽綱(ようこう)胆兪の補助穴:背部で、第10胸椎棘突起間の外側、約3横指
  • 期門(きもん)肝機能障害、胆石に有効穴:胸部で、第9肋軟骨付着部直下にとる
  • 中院(ちゅうかん)上腹部臓器疾患にほとんど有効:胸部で、臍(へそ)と鳩尾(みぞおち)の正中線のほぼ中央にとる

また辛さや不安から不自然な姿勢になる為、後頭部、肩背部、脊柱起立筋(背中の縦を走る筋肉)などの筋肉が硬くなっている場合があるので、姿勢による運動器の面からも治療していきます。

その後の対策

当然ながらコレステロール過剰が原因でなりやすい症状なので、食事による脂肪摂取を制限することによってかなり予防出来ます。
また一度発作が起こると繰り返し発作が現れる場合があり、他の種類による胆石症は、過労、過食、アルコール摂取などを控えめにする事で防ぐように心がけましょう。
、、、とはいってもその人の環境によってはなかなか実行するには難しいのが現実、、、
鍼灸治療は、生活習慣で補い切れない不安な部分を、定期的に受ける事で解消し、効果的に体調を調整いたします。
ご心配の方は、一度ご相談下さい。

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